カメラで最適売場提案--食品新聞に掲載
UPDATE : 2024.01.22
「チャンスロス改善へ」
花卉(かき)総合商社のジャパンプランツは、スーパーやホームセンターの花卉売場にサカキや仏花のほか、スプレーマムやカーネーション、観葉植物など多様な各種花木を提案している。
24年2月から新たに、ネットワークカメラを活用した売場の最適化提案を行い、小売側の機会損失と人手不足の改善、同社の物流24年問題対応やランニングコスト削減を図っていく。
同提案は、花卉の在庫確認や発注を、今までの売場従業員の経験や過去の販売データから、現場の定点カメラの活用に変えるもの。
これにより、いつでもどこでも誰でもスマートフォンなどの端末で現場の状況が把握できる。また、そのカメラから遠隔で撮影もでき、在庫状況を把握することで同社のルート配達員が極端に薄い在庫の店舗を優先するなどの対応で販売機会損失を未然に防ぐことが期待できる。
また、同社としても在庫量が適正なら訪問を見送ったり、必要な商品だけの追加補充で済むので、荷役業務の負荷が軽減されるなど、物流2024年問題の課題対策の一環につながったり、必要な時に必要な写真を撮影できるので、実験した店舗では小売側も同社も従業員教育の質の向上にもつながった。
費用は、ハード面では一般的なオンライン用のカメラなどだけで24時間現場を可視化できるが、動画ではなく写真撮影に特化しているので通信費も安価に抑えることができる。
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